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ワイルドヘヴン

2012.12.18.Tue.00:31
ワイルドヘヴン
作品一覧 T長 様)

 他惑星から宇宙生物を輸入して、産業やペットとして利用するのが当たり前になった、近未来の地球。宇宙生物管理局、衛生課に配属された尾沢巧は、ヤクザじみた問題上司・佐古田とコンビを組まされる。一方、逃亡した肉食宇宙生物〈カミツキ〉のゼッカイは、とある施設で飼われていた草食動物のチュニと出会うが…。(あらすじ 作者様)

 お も し ろ か っ た ー !!
 最初は佐古田を、ただの厄介者だと思っていた主人公。しかし彼は、横暴上司の心に潜む、宇宙生物への複雑な思いに気づきます。やがて二人は、ある計画の存在を知り────。一方、宇宙生物のゼッカイとチュニは、奇妙な巡り合わせによって、行動を共にします。
 この二つのコンビが、物語のタイムライン上を疾走!

 なんつっても、物語の鍵となるチュニが、めっちゃくちゃかわいい。ほんとに、何この子。かわいすぎ。
 どのキャラも生き生きと話して、考えて、動いてる感じ。宇宙生物の生態や、彼らの、地球人とは異なる生命観も面白かった。

 さらに終盤あたり、佐古田とゼッカイの言語を超えた対話には、やられました。泣けた。
 たとえば、マンガ版ナウシカや寄生獣は、「生命とは何か」であったり、異種族の共存がテーマだと勝手に思ってるんですが、この作品も、それに通じるものがある気がします。

 物語は、「赤ずきん」の寓話や、現代ペット市場など、いくつかの暗喩を内包しつつ、しかし決して難しくないです。スピード感ある話運び、文章、構成は、ネット小説としては高レベル。
 全33話。ほどよい長さで完結してて、おすすめ。もっと評価されてほしい作品。
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