まだらひめ

2012.06.10.Sun.21:24
まだらひめ
(掲載サイト:SPINGO 佃木犬星 様)

 傀儡子一座の見世物である、孤独な少女ナシ。その半身には、無数の経文「マダラ」が刻まれている。
 ある豪雨の夜、数人の僧が傀儡子一座を訪れたことをきっかけに、彼女は「マダラ」の秘密を知るために旅に出るが────。(あらすじ KONA)

 和風な世界観のシリアスFT。モデルはおそらく平安時代ではないかなー。
 この世界で最下層の「文字なし」として、地を這うような生活を送っていた少女ナシが主人公。序盤の雰囲気はなかなか重いです。

 しかし、彼女と旅を共にする、助さん角さん……もとい、ある二人のキャラクターが登場してから、物語は俄然動きはじめます。
 何というか、水と油なこの二人の、どつき漫才が面白いんです(笑) 彼らの影響で、下を向いてばかりだったナシが、自分が何者なのか、何をしたいのか、ということに次第に向き合っていきます。

 やがてナシの「マダラ」は、彼女を権力争いへと巻きこみ────そこで、彼女が知る過酷な真実と、決意。
 ほどよく敷かれた伏線、オチに至るまで、すごくきれいにまとまっている作品です。「買って良かったー!」って思える文庫を一冊、読み切ったような満足感!
 寺門と宮廷の関係など、世界観もきっちりしてて読みごたえアリ。あるいは気になる三角関係。
 長編・完結済です。少し流血描写があるので、苦手な方はご注意を。
 
 ☆ 続きはいただいたコメントのお礼になります。
 ☆ 返信不要でコメントくださった方々も、ありがとうございました!

sayakaさま

 早速訂正させていただきました。実は最近、他にもこっそり直したリンクミスとかありまして……いやいやもう、ホント気をつけたいと思います。
 ご連絡、大変助かりました、ありがとうございました!
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