天国への階段

2011.04.05.Tue.01:21
天国への階段
(掲載サイト:Il Continente Antico 志度勇魚 様)

 『階段』のどこに属するかで、人の価値が決まる。厳格な階級社会が息づく王国に生まれた少女ミカエラは、「『階段』の上で待つ」と言い残した叔父を探すため、階級のはるか上を目指していた。その先で、彼女が見出した真実とは────。(あらすじ KONA)

 策謀渦巻く王国が舞台の、下剋上異世界FT。
 ミカエラの一人称で進むこちらのお話、すごーく面白かったです。『階段』によってさらけ出される人間の表と裏にうぞぞーっとしつつ、キャラの立ち位置がタロットのアルカナで暗示されたり、地下迷宮の祟り神とか、設定も面白かった!

 また、強がりで不器用なミカエラは、非常に応援したくなる主人公。若さが眩しー!
 そんなミカエラとは反対に、彼女の師であるアントン先生は全く掴みどころのない人で、そこがまた個人的にみょーにツボでw ヘタレだけどかっこいいっ 

 そんな個性的なキャラクターと同等以上に、『階段』という概念の、存在感が半端ないんです。『階段』こそが、このお話の影の主役なのかも。読後、そんな風に思ってしまったほどで。
 何と言いますか、作者様の力量の高さを感じさせる作品でした。他のも読んでみたいなぁ。
 若干、残酷描写がございますので、苦手な方はご注意ください。中編・完結済。
Comment

管理者のみに表示