ポドールイの人形師

2009.03.04.Wed.03:14
ポドールイの人形師
(掲載サイト:聖者の行進 麻国 様)

 雪深いポドールイの地に住む人形師、ジューヌ伯爵の元に美しい少女が訪れる。変わり者の伯爵と少女の穏やかな生活は、やがて反逆者ラウラン侯爵の残党と帝国軍の争いに巻き込まれることで変質してゆく。(あらすじ KONA)

 ややダークなファンタジー。皇帝の座を巡る反乱や謀略が話の大筋ですが、人形師ジューヌ伯爵のキャラクターがこの物語に独特の雰囲気を与えています。普通の戦記ものとも違う、けれど決してファンタジー一辺倒ではない、不思議なお話です。

 道化の格好をして、人形を通じて他人と会話するジューヌ伯爵がとにかく印象的! あと、ラウラン侯爵の弟リュックの、娘カロルに対するデレがw 策謀家の幼女ラフィセも好き。ただ、ヒロインのシシルは苦手なタイプ(汗) 悪い子じゃないんだけど。

 個性的なキャラクター達は、けれど、作者様の掌の上で踊るマリオネットなのかもしれないなと、謎めいたラストの後に思ったりしました。長い長い人形劇を見終えた気分。キリスト教的世界観がベースで、その辺の描写も興味深い!
 アンケートで教えていただいた作品です。長編完結済。

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