夜を漂う

2012.09.27.Thu.09:19
夜を漂う 【R15】
作品一覧 素子 様)

 夜の水辺にて、騎士と、黒髪の娘の邂逅。(あらすじ KONA)

 シリアスな恋愛FT。前後編+番外編の短編。
 雰囲気はシリアス、なんですが……騎士さまが、すっごく健気で不憫(笑) 据え膳を前に、懊悩する様子は笑ってしまったw
 短くさくっと読めてオススメ。番外編の続きがあるなら、読んでみたい作品です。

私メリーさん。今、異世界にいるの。

2012.09.19.Wed.18:37
私メリーさん。今、異世界にいるの。
作品一覧 ランプ 様)

 メ「私メリーさん。今、あなたの家の前にいるの」  いつもと同じようにメリーさんが仕事に励んでいると、なんといきなり異世界にトリップしてしまった。途方にくれたメリーさんと、そのメリーさんにストーカーされていた男の異世界物語。 (作者様のあらすじより抜粋)

 「メリーさんの電話」、知らなかったのでぐぐってみました。 → Wiki
 都市伝説メリーさんのトリップものデス(笑) 会話形式で進む作品なのですが、ホラー要素ゼロな、ゆるい異世界通話が笑えるw ほっこりするオチも含め、とっても面白かったです。こーゆーの好き!
 全七話、番外編五話で完結済。 

十一ミス研推理録 ~VS自殺屋~

2012.09.18.Tue.18:35
十一ミス研推理録 ~VS自殺屋~
作品一覧 つるめぐみ 様)

 ある少女が固定カメラで映した、自分の最期の姿をホームページに公開した。それは『公開自殺』と呼ばれ、何人もの摸倣自殺者を増やしていく。そしてそれと共に、ネット内に自殺幇助をする『自殺屋』が潜んでいるという噂が広がっていく。(作者様のあらすじより抜粋)

 ネットを使った『公開自殺』、そして、その裏側にいると囁かれる『自殺屋』。
 とある高校のミステリー研究部(ミス研)部長、通称・十一(プラマイ)は、ある出来事をきっかけに、公開自殺の真相を追いはじめる────というお話。

 推理物を書く人って、尊敬しちゃうな。すげー頭良さそうって思う。導入部の不気味な演出に引き込まれ、一気読みでした。
 さくっと読める中編、完結済。アルファポリス「第4回ミステリー小説大賞」大賞候補作、というのも納得のクオリティ。
 

ラヴクロミコン

2012.09.16.Sun.18:13
ラヴクロミコン 【R15】
作品一覧 うさぢる 様)

 みかけは聖女。でも中身はどす黒い。そんな彼女が、恋の悩みを解決すべく、悪魔を呼びだしたのだが…… でこぼこコンビがおりなす、ハートレスファンタジーコメディ(あらすじ 作者様)

 壮大な物語を予感させるプロローグに、一瞬騙されそうになるけど、本編はしっかりコメディです(笑) 破滅的な性格の巫女と、彼女に呼び出された、苦労性の少年悪魔。ふたりの漫才が楽しい

 巫女さん、すんごい自己中なのになぜか憎めないんですよね。むしろ素敵に見えちゃう不思議。
 彼女の行動が人々に誤解され、聖女だと称えられてゆく、いわゆる「勘違いもの」。連載中長編。さらっと読めておすすめ。

永友古書店

2012.09.15.Sat.15:53
永友古書店
作品一覧 松本 由樹彦 様)

 「ねえ、それはなにしてんのかな?」「ちょっと静かにしててください」親父が死んで、過去に囚われ、保険金ニートに成り下がった身動き取れない俺の前に突如現れたちょっとアレな女子高生。で、そいつはいきなり本読みまくった。意味わからん。でもそのときすでに人生のターニングポイントが始まっていたみたいです。(あらすじ 作者様)

 当面は備忘録的な趣で、紹介文を短めにして仮再開したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 てわけでコチラ、今時な青年の一人称でありつつ、文学ぽい雰囲気の中編。
 ぐーたら過ごす主人公の前に現れた、一人の少女。ゆるゆるした雰囲気の序盤から中盤、そして後半の急展開にドキドキしつつ、最後まで面白かったー。
 何というか、映画とかアニメで見てみたい良作でした。つまりは映像が頭に浮かぶ文章ということで、実力ある作者様だと思います。全17話、完結。

架空戦国小説・夫婦雛物語

2012.09.07.Fri.21:31
架空戦国小説・夫婦雛物語
作品一覧 赤城康彦 様)

 小豪族大高氏の嫡子として生まれた千丸は、大高氏を征服した中村氏の娘、雪姫を妻として娶る。本来なら一家の頭領となるはずが。先祖より受け継いだ城一つを守るために中村氏の家来として、征服者の娘婿として、幾多の戦場を駆け巡ることになった。若き小豪族夫婦と、それを巡る人々を通じて描き出される戦国絵巻。(あらすじ 作者様)

 ちょっと余裕が出てきたような、ないような日々を送ってます。そんな中、拝読したこちら、とっても印象深かったです。

 夫婦の絆の温かさ、戦国時代の残酷さ。生と死。愛情と怨嗟が、このお話では表裏一体。
 また、主人公が仕える大豪族と、宿敵の対比が上手いんです。ただの悪役に留まらない敵って、魅力的ですよねえ。
 その二人が主人公夫婦の運命と絡んで……と、書きたいことはいろいろあるけれど、まずは読んでみていただきたい! 愚直なほど真っ直ぐな主人公の生き様、彼を取り巻く人々の選択に、感じるところが必ずあると思うのですよ!

 ただ、この手の小説に不似合いなカタカナ語の使用が、少々もったいない けれど、物語そのものは非常ーーーーに素晴らしいので、それを理由に読まないのは、もっともったいない。全十三話、完結。おすすめ。
 | HOME |