変か恋かの最たる差異

2008.08.29.Fri.01:10
変か恋かの最たる差異
(掲載サイト:ヒノキブロ あき 様)

11/10/30 リンク切れを確認。
 領主の一人娘キーチェは、父親の跡を継いで次期領主になるのが夢。それに反対する父親に反発し、男装して潜りこんだパーティ会場で、キーチェは一人の男と出会う。しばらく後、再び男装して屋敷を抜けだしたキーチェは、セシウスと名乗るその男と、偶然に再会するが───。(あらすじ KONA)

 何と言ってもタイトルのセンスが好きだ! このひねった感じ、最高!! あと、キャラも良いです。  セシウスは、悪知恵を使って小金を稼ぐ食えない男なんですが、何か憎めない。世知に長けた彼が、少年(本当は少女)に心を奪われ悶々としてるとことか笑える(笑) じゃじゃ馬で直情、だけど素直なキーチェも可愛いし、親バカ領主もいい味出してます!

 少年の姿で正体を偽るキーチェと、舌先寸前で相手を転がすセシウス、そして娘思いの領主の思惑が絡んで、騙し合いはすれ違いに発展。意地っ張りな二人に最後までハラハラします! 長編、完結済み。

おまえら,今までありがとな

2008.08.28.Thu.05:30
おまえら,今までありがとな
(掲載サイト:ハム速)

 ハム速より、2chスレのまとめ。>>1さんの淡々とした言葉がとても透明で、泣けます。何というか、普段すごす病室のシンとした感じとか、あと1ヶ月しかない生への諦観のようなものが伝わってくる気がするんです。何が本当かわからない2chで、これほど釣りであってほしいものも他にありません。

 普段は叩き合いとかしてる人たちの優しい言葉に、少し救われます。一瞬一瞬を大事に生きなきゃなあ。悲しくて優しいスレ。

ギャラクシー・シリーズ

2008.08.27.Wed.08:48
ギャラクシー・シリーズ
(掲載サイト:ABOUNDING GRACE BUTAPENN様)

 人類が火星への進出を開始した未来の世界。宇宙管制官のユナは、火星定期貨物シップの担当になる度、口の悪いキャプテン三神に罵倒されている。そんな落ち込んだ仕事帰り、バーで一人の紳士に声をかけられ────。(あらすじ KONA)

 短編からシリーズ化。完結済みのSF中編です。宇宙海賊の襲撃や宇宙船の故障など、緊張感のある航海の後、地球で待っててくれたユナに癒される、この落差が素敵です。なので私はやきもち焼きの三神キャプテンに一番、感情移入したかも(笑)

 ハラハラするシーンもありつつ、ストーリーの最後には感動が待ってます! あとロマンとロマンスもね!

 ところで今、大手旅行会社JTBで、月旅行の参加者を募集中 (参加費は約110億円・・・)。でも、誰でも宇宙に行ける時代がいつか来るかもしれない、と思ったらワクワクします。

JTB 月旅行のサイト → こちら

聞き耳ネコちゃん

2008.08.26.Tue.12:55
聞き耳ネコちゃん
(Wikipedia)

 「聞き耳ネコちゃん」とは、1960年代にCIAによって企てられた、ネコをスパイ活動に利用しようという計画である。(Wikipediaより)

 CIAといえば、クーデターや暗殺、情報工作などを行うアメリカのスパイ組織。そんなCIAの、最大の恥はこの「聞き耳ネコちゃん」でしょう!まず、発想がアホすぎ! この計画を明らかにしたCIA文書の結びは、負け惜しみに満ちてます。

 あと、面白かったWikiネタをいくつか。

 KGB(ソビエトのCIA)出身のプーチン大統領、黒・・・! 反プーチン派が何人か暗殺されてます。また、キューバ革命で有名なチェ・ゲバラの人生は興味深い。肩書き「革命家」は伊達じゃない。以下はWikiのリンク。ご興味のある方はこちらもどうぞ。

プーチン (Wikipedia)

チェ・ゲバラ (Wikipedia)

魔法使いの弟子

2008.08.26.Tue.01:41
魔法使いの弟子
(掲載サイト:麦茶工房 りく 様)

 魔法使いになるため「理の塔」に入学した早々、莫大な借金をかかえてしまったカルナリス。仮の師匠キーアの面倒を見つつ、一流魔術師と借金返済をめざして今日も修行中。(あらすじ KONA)

 カルナリスのような、前向きで生活力のあるヒロイン、大好きです! 修行の合間にブランド品のバッタもん作ったりとか、かなりのやり手(笑) そして、生活力皆無のキーアはもちろん、カルナリスが弟子入りした先の魔法使いや弟子達はみんな個性的でキャラの魅力も十分! 明るい雰囲気で楽しいですし、大どんでん返しのラストまで目が離せません。
 そして脳内BGMは、ディズニーの「ファンタジア」で有名な、クラシックの名曲 「魔法使いの弟子」 で決まり!<

 長編、完結済み。短編 「ウエストフィールドの魔法使い」 と同じ世界観だそうです。こちらは、前・中・後編。

姉貴は元逆邪気眼

2008.08.23.Sat.12:34
姉貴は元逆邪気眼1    
(ハム速)

 学生時代、ゲームやいろんな漫画のせいで、現実と非現実の区別がつかなくなった姉に虐げられた弟(スレ主)が、数年越しの復讐を果たす2chスレのまとめ。

 いーやーー。姉ちゃんヤバ過ぎ。ここまでされたらちょっと笑えない・・・ってとこもありますが、スレ主の文章力と、愉快な友人2人のおかげで、爆笑しながら読めます。一歩間違えたらスレ主の人生終わってたかもですが、その辺は友人グッジョブ! 友人って素晴らしいTT

 こういう兄弟が日本に1組くらいはいるのかも。想像したら怖いけど。ちなみに、私がよくわからなかった2ch用語は、下に説明のリンク貼っておきましたので、ご参考まで。

邪気眼
スィーツ(笑)
安価


あるりゅうにそだてられたこどものはなし

2008.08.22.Fri.12:03
あるりゅうにそだてられたこどものはなし
(掲載サイト:RIPPLE かなん様)

 竜の一家に育てられたニンゲンの女の子、「ちいさいの」。彼女の0歳から15歳までの日々を綴った、面白せつない日記、のようなもの。(あらすじ KONA)

 箇条書きに近い文体。こんな自由なスタイルが可能なのも、オンライン小説ならでは、です。言葉が簡潔なので、竜の一家の心情や、「ちいさいの」 の言動は、読み手の想像力に任されます。私は、かなりはまりました! 「ちいさいの」 の名前を決める所はめっちゃ吹いた(笑) また、種の異なる 「ちいさいの」 をどうやって受け入れるか、竜の一家の苦悩が、シンプルな表現の裏側から伝わってきます。

 中編ですが、サックリ読めます。完結済。番外編がいくつかあります。このシリーズ、もっと読みたい・・・!

59番目のプロポーズ

2008.08.21.Thu.02:42
59番目のプロポーズ
(掲載サイト:mixi アルテイシア様)

 mixiの有名な日記で、書籍化、ドラマ化されてます。モテるキャリア女子アルテイシアと、ガンダムの着メロがきっかけで出会った、オタクの59番の恋。mixiに入って真っ先に読んだのがコレです。

 モテるキャリア女子と言っても、アルテイシアさんは十分オタク(笑) そして、59番のオタクぶりは輪にかけてスゴイ! 告白の前に 「プレデター」 見るとか・・・オタクならでは感性に爆笑します!!

 彼らのやりとりは面白いけれど、その根底にあるのは本当の自分を愛してくれる存在の渇望。最後のあたり、「アバズレ地獄編」は、涙無しには読めなかったTT そして、本文から引用するならば 「電車男」 が 「美女と野獣」 なら、「59番目の~」 は 「シュレック」。醜さも辛い過去も含めて、あるがままの自分達を受け入れようとする二人は本当に素敵です。

 mixiに入ってて、読んでなかったらもったいない! ただしガンダムネタ・下ネタがOKな人のみどうぞ。

年下の上司

2008.08.21.Thu.01:29
 年下の上司 【R15】
(掲載サイト:天上の藍 石田累 様)

 市役所勤めの果歩の上司として、4月から配属された藤堂は、民間会社出身で果歩より4つも年下。最初、彼を苦手に思う果歩だったが───。(あらすじ KONA)

 市役所が舞台、というちょっと珍しい恋愛小説。男所帯の課ゆえの果歩の苦労や、他の女性職員からのやっかみ、30歳の未婚女性ゆえのあせりとかがすごーーーくリアル!
 実際の仕事内容と、「女性は男性の仕事をサポートするだけでいい」 という暗黙の了解の間で、果歩は悩みつつ少しずつ変わっていこうとします。そんな中、更なる嵐の予感が・・・! 藤堂さんの正体も謎だし、本当に先が読めない!

 果歩も藤堂もあまりに不器用で 「ああーもう!」 って思っちゃうんですが、そこがまたいいんですよねえええ。ハラハラしながら二人の恋の行方を見守ってます。

11/06/16追記:書籍化に伴い、story1~7が下げられています。

水、流るる如く

2008.08.20.Wed.09:21
水、流るる如く 【一部R18】
(掲載サイト:Lyrical-mode しゅーこ様)

 受領の一人娘、澪姫は、都で活躍する陰陽師、賀茂保憲の目に止まり、突然の縁談を申し込まれた。澪の父は喜んで縁談を受けるが、当の澪は「これは形ばかりの結婚だ」と保憲から告げられ───。(あらすじ KONA)

 R18指定なので掲載しようか少し悩みましたが、とっても面白いのでご紹介いたします!恋愛ものとしてはもちろん、陰陽師ものの期待にたがわない妖怪譚な展開も良かった ちなみに、保憲の同僚として、かの有名な安倍晴明も出てきます。

 お人好しの澪がすごくかわいいし、何のかんのと澪の世話を焼く保憲はツンデレです(笑) 最後、燃え落ちる屋敷での二人の会話は、めっちゃ感動しました。澪はいい子!
 続編、「あまつそらなる」、「月を離りて」 も完結。単発の番外編もかなり数があって、どっぷり楽しめます!

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