ある貴族令嬢の五度目の正直

2015.04.16.Thu.02:08
ある貴族令嬢の五度目の正直
作品一覧 かずね 様)

 アデリア・デラウェスは大領主の令嬢として生まれ育った。しかし大領主といってもデラウェス家は中位の地方貴族、アデリア自身も取り柄は若さくらいしかない。その上、結婚運には徹底して恵まれず、四度も婚約をしたのに結婚できずにいる。領主夫妻は娘を不憫に思って新たな婚約者候補を探し始めるが、アデリアはあまり乗り気にはなれない。(あらすじ 作者様)

 以前、別作品をご紹介した作者様が、新作を完結させていらっしゃいましたー。こちらも面白かったです。ちょーどこういう恋愛ものが読みたかったんだよ!

 ヒロインさんがすごく可愛いです。政略結婚や恋愛にはとっても淡白なんだけど、育ちの良さや品格を備えた、ほんまもんのお嬢様という印象。
 健気だし、押し付けにならない気遣いがいいなあって思いました。
 落ち着いた感じのヒーロー氏がこれまた素敵。ヒロイン家族も個性的ですw 長兄の分かりにくい妹愛が個人的にはツボでした

 純愛、歳の差、身長差がお好きな方はぜひ。ちょうどいい長さでまとまっています。
 全22話、完結。後日談があれば読んでみたいです。

騎士団付属のカフェテリアは、夜間営業をしておりません。

2015.02.11.Wed.02:39
騎士団付属のカフェテリアは、夜間営業をしておりません。
作品一覧 厳 様)

 騎士団付属のカフェテリアで、くいっぱぐれた騎士団長と、彼女を迎える料理長の物語。(あらすじ 作者様)

 成り上がりの女騎士と、下町出身の料理長のお話。ええ話だった。
 感想欄をのぞいたら、「ほのぼのした」っていうのがほとんどだったけど、個人的には、切実さとか、切なさの方をより強く感じたかも。もちろん、ほのぼの要素もいっぱいあるんだけれども。

 この作品、男女逆パターンも読んでみたいですね。騎士と女料理人もすてきーとひとり妄想。
 どちらにしても萌えだな。つまり、設定が素晴らしいということ。

 料理の方もおいしそう。イタリアン系の洋食屋さんに行きたくなりますね(^q^)
 本編+番外編で、全15話。早いと30分程度で読めるので、短めの作品をお探しの方はぜひ。残酷描写が少しあります。苦手な方はご注意を。

すべては運命のままに

2014.08.13.Wed.11:10
すべては運命のままに
作品一覧 かずね 様)

 婚約者だった彼は、私より年若く美しい女と結婚した。これは事実だが、私は悲劇の女ではない。そう断言するカジュライアは、都から離れた地方領主の後継者。婚約者を失って以来、周囲からの同情に辟易してきた。そんなカジュライアに求婚してきたのは、野心や下心を隠さない人物たち。口説いてくれるのは酔っ払いのみという中で、投げやりになったカジュライアが選ぶのは……。(あらすじ 作者様)

 「ビューティフルブルー」さまでご紹介されていた作品です。

 サバサバ系のヒロインだし、求婚者の皆さんは結婚のメリットについて大変あけっぴろげなので、あらすじから想像してたよりも、全然甘くないです。
 男性用の装飾品を贈られたり、武器マニアの候補と倉庫を探索したり、語学の講義を受けたり。笑。

 次期領主として、甘い恋愛よりも実利を選ぼうとする彼女。求婚騒ぎを面白がる父親、困った感じでそれを見守る幼馴染。彼らのやりとりも、楽しいです。
 個人的にはお父さんが好きですねー。豪快で悪ノリ大好きだけど、さりげなく娘を気遣ってたりして。
 全31話。完結済の中世風異世界恋愛もの。

身代わりの姉VS第二王子

2013.11.14.Thu.13:35
身代わりの姉VS第二王子
作品一覧 riki 様)

 第二王子が成人を迎えるにあたり、花嫁探しが始まった。ところが王宮に行くはずだった妹は前日に駆け落ち。残っているのは双子に間違われるほどそっくりな姉。……一月だな? 一月だけ、妹の身代わりをしようじゃないか。(あらすじ 作者様)

 怒涛(というほどでもない)の、連日更新です。
 以前ご紹介した、「氷竜と身代わりの花嫁」の方の連載作品。
 いやーしょっぱなから掴まれます。おもしろい。

 妹に成り代わり、第二王子の花嫁探しに参加したヒロイン。
 庭仕事ひとすじの彼女は、王子に全く興味なし。そのため、目立たぬようにやり過ごすはずだったのに、ひょんなことから、第二王子をはじめとした要人たちに目をつけられます。笑。

 一人称の冴えっぷりは相変わらずで、移動中に読んだら顔がピキピキしました。笑いを堪えるのがつらい。そして、さりげなく張られた伏線がさすがっすなぁ。

 今のとこ話数が少ないので、さらりと読めておすすめ。
 現在、絶賛ピンチな主人公、続きがめっさ気になります!

 蛇足ですが、こちらの作者様のように、個人サイトを閉じて「なろう」に移動される方や、個人サイトと並行して使う方、かなり増えましたねー。
 「なろう」内をうろうろしてると、懐かしい作品を発見して、思わず読み返してしまったりします

14/03/19 完結されました! 素敵な物語をありがとうございました。

忘れられない嘘吐きの話

2013.01.14.Mon.01:54
忘れられない嘘吐きの話
作品一覧 若桜モドキ 様)

 少女は本当のことを言えないがために嘘を吐き、青年はその嘘を許さず彼女に偽りを押し付ける。そして少女は失われ、残されたのは――。(あらすじ 作者様)

 あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします。

 さて作品紹介です。少女のついたたった一つの嘘によって、大事なものを見誤った、愚かな男のお話。
 ヤンデレはやや苦手だったりしますが、この主人公の気持ちは、分かるよーな気がします。固有名詞のない文体と、儚い雰囲気が合ってていいですね。全15話。
 同作者様では、ほのぼの御伽話風の、「化け猫姫の魔法」も良かったデス。こちらも程よい長さで完結済。

この危うい関係

2012.10.21.Sun.16:05
この危うい関係 【R15】
作品一覧 素子 様)

 戦に勝った国のおっさんの伯爵と負けた国の王妃の話。(あらすじ 作者様)

 以前、ご紹介した「夜を漂う」がとってもツボだったので、同じ方の連載作品を拝読しました。これまた面白いー!

 序盤こそシリアス、なのですが、読み進むほど、熊親父ことおっさんの純情っぷりにニヨニヨが止まらないですw 今日びの中学生でもこんなにピュアじゃねーわっていう、そのギャップが素敵(笑)

 今現在、包囲網がじわじわ狭まってるというか、外堀がガシガシ埋め立てられ中というか、そんな感じでなんですけれども、元王妃の真面目な性格もあいまって、大変もどかしい二人です。
 万難を排して、彼女と結ばれることができるのか、 がんばれおっさん、ちょうがんばれ! な長編。おすすめ。

13/03/29追記:番外編も含め、完結されました! 熊さん、レディ、胃を痛め続けた副官氏、そして作者様、お疲れ様でした

夜を漂う

2012.09.27.Thu.09:19
夜を漂う 【R15】
作品一覧 素子 様)

 夜の水辺にて、騎士と、黒髪の娘の邂逅。(あらすじ KONA)

 シリアスな恋愛FT。前後編+番外編の短編。
 雰囲気はシリアス、なんですが……騎士さまが、すっごく健気で不憫(笑) 据え膳を前に、懊悩する様子は笑ってしまったw
 短くさくっと読めてオススメ。番外編の続きがあるなら、読んでみたい作品です。

根暗な暗黒だけど、好きな子が出来たお(´;ω;`)

2012.08.25.Sat.15:20
根暗な暗黒だけど、好きな子が出来たお(´;ω;`) (28号 様)

 PCとかネカフェのあるFT風異世界、という設定で、主にスレッド形式でお話が進みます。斜め上な展開と、謎の感動w そして暗黒騎士が、ダメな子すぎてかわいいです。なろう、2ちゃんの雰囲気を知っている方ほど楽しめそう。
 「プロポーズはお早めに」「右手に剣を左手に恋を」と同じ作者様。

a widower & a divorcee ― やもめとでもどり ―

2012.06.06.Wed.12:18
a widower & a divorcee ― やもめとでもどり ―
【サイト全体でR15】
(掲載サイト:The Rainy Rhythm Library 雨音 様)

 結婚直後に夫に駆け落ちされるという、屈辱的で辛い経験をしたリディア。その後復帰した社交界でも、冷笑と根も葉もない誹りを受ける彼女だった。その後6年が過ぎ、すっかり嫁き送れになったリディアは、ある問題を抱えていた。(あらすじ KONA)

 当初、ひらがなのタイトル部分だけ見たので、勝手に和風か現代ものだと勘違いしてました(汗) んが、全然違ったー! 華やかな社交界が舞台の、西洋風恋愛ものでした。

 結婚一週間で夫に駆け落ちされた上に、とにかく散々な目に遭うリディア。ですが、そこでメソメソしないところが彼女の魅力! 機転を利かせて、喧嘩を売ってきた相手を黙らせる勝気さがとっても素敵w
 だからといって、彼女も他人の悪意に傷つかないわけじゃない。そんなリディアの支えとなるヒーロー氏がですね、これまたすごーく魅力的に描かれてるんですよー。
 率直で優しくて、礼儀をわきまえた大人の男で、しかも少年のような茶目っ気とワイルドさを備えたイケメン、とくれば、ねえ(笑) どんだけスペック高いんですか!

 また、自由貿易都市群の社交界という、有力商人がひしめく、華やかで個性的な舞台背景も面白いです。
 このお話は、商家の娘であるヒロインの、成長ものでもあると思います。家業に有利な縁組を期待されるだけだった彼女が、自立した大人の女性になっていく。その過程は、非常に共感できるし応援したくなっちゃいます。

 そんなこんなで、離婚から六年。結婚に希望を持てない上に、恋愛方面に関してはどーにも不器用なリディアが掴みとるのは、はたしてどのフラグ? って感じで先が気になる。
 社交界らしい、軽妙でこじゃれた、ロマンチックな会話が癖になる長編、完結済。

 ☆ 返信不要でコメントくださった方、ありがとうございました!

魔法の花嫁

2012.05.30.Wed.14:02
魔法の花嫁
(掲載サイト:LIBER 椋木ゆい 様)

 国中の若者が集まる、王国主催の舞踏会。村娘エイミは、その舞踏会に出る妹たちのため、謎の魔法使いにホレ薬の注文に行った。(あらすじ KONA)

 もーうかっわいいお話!
 小さい頃の、お姫様と王子様に抱いた憧憬を思い出すような。あるいは、年と共にカサカサになった乙女心が、潤っていくような(乾燥ワカメを戻すが如く)。そんな読後感でした。

 王道なお話って、作者様の力量が、すごく試されるように思います。
 こちらは、読みやすい上に、とってもきれいにまとまっています。全六話と短いお話なので、一読をおすすめ。

 同サイト様だと、連載中のヒストリカルロマン「テューダーの薔薇」も面白いです! 中世イングランドが舞台で、しっかりした話運びです。期待大。
 | HOME | Next »